スマート「最初の3ポイントシュートが入った時に分かった」
東カンファレンスセミファイナル、セルティックスvsラプターズの第2戦。終盤まで接戦が続いたこの試合はマーカス・スマートが第4クォーター序盤から3ポイントシュートを5本成功させ、粘るラプターズを102-99で振り切りシリーズ2連勝を飾った。
試合が動いたのは第3クォーター終盤だった。接戦が続いていたがフレッド・バンブリートのレイアップやパスカル・シアカムのフリースローなどで、ラプターズは残り約6分間を14-6とし、8点のリードを奪った。
だが、試合後に「最初の3ポイントシュートが入った時に分かった」と語ったように、スマートが第4クォーター開始から5本連続で3ポイントシュートを沈め、残り8分で逆転に成功した。セルティックスが突き放しにかかるもラプターズもバンブリートの3ポイントシュートなどで粘りを見せ、残り1分で1点差にま迫った。それでも、次のポゼッションでケンバ・ウォーカーがステップバックシュートを決め102-99、ブザービーターを狙ったバンブリートの3ポイントシュートがリムに弾かれそのまま試合終了となった。
セルティックスはスマートの他にエースのジェイソン・テイタムがチーム最多の34得点、ウォーカーが17得点、ジェイレン・ブラウンが16得点を記録。ウォーカーは試合残り40秒でのステップバックシュートを含め、クラッチタイムで11得点を記録した。
セルティックスはバブルに入ってからラプターズに対して3連勝。レギュラーシーズンを含めると5勝1敗となり、昨年度王者のラプターズを得意にしているが、テイタムは「1試合ずつ戦う。このシリーズはまだ始まったばかり。4勝しなくてはいけない」と気を引き締めた。
接戦を落とし連敗となったラプターズの指揮官ニック・ナースは「我々はあきらめるべきではない。次の試合が重要になるだろう。毎試合重要だが、次は特別な意味を持つ」とコメントし、3日に行われる第3戦の必勝を誓った。