写真=Getty Images

ケガを不運で終わらせず、フィジカル強化の必要性を説く

鳴り物入りで名門レイカーズに加わった『ゴールデン・ルーキー』ことロンゾ・ボール。1年目に記録したスタッツ(平均10.2得点、6.9リバウンド、7.2アシスト)は及第点以上を与えられるが、ケガにより年間52試合の出場に終わった点は残念なところ。

レイカーズのロブ・ペリンカGMは、これを不運ではなくロンゾの課題と見なしており、2年目のシーズンに向けて肉体改造の指令を出したことを明かしている。シカゴで開催されたNBAドラフト・コンバインに立ち会ったペリンカは「名前は伏せるが、彼には他チームのシーズンMVPクラス、オールNBAファーストチーム級の選手の写真を見せた」と語った。

「その選手が20歳の頃、23才の頃、そしてオールスターやMVPを受賞した時の写真を比較させた。この間に何が変わったのか、それは彼らがウェイトトレーニングに時間を費やし、肉体を強化したことだ。我々が成功を収めるには、ロンゾに年間82試合に出場できる身体を作ってもらわないといけない」

今シーズンのロンゾは、左肩、左ヒザの負傷により試合を欠場。とはいえどれも軽傷だったたことから、NBAの当たりに負けない身体を作り上げれば、今後もし同様のケガを負っても長期間欠場しなくて済むという見方もある。

ペリンカがメディアの前で口を酸っぱくして言う理由は、名門再建にロンゾの力が欠かせないからこそ。ロンゾが夏の間に取り組むべき課題は、決して少なくない。2年目のシーズンに向けた準備は、もう始まっている。