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昨シーズン終盤にデュラントがケガした悪夢が再び

右足首の捻挫により直近6試合を欠場したステフィン・カリーが、3月23日、オラクル・アリーナで行われたホークス戦で復帰した。

カリーは25分出場して29得点の活躍を見せたのだが、第3クォーター残り3分9秒に思わぬアクシデントに見舞われた。ジャベール・マギーがマイク・マスカーラのシュートをブロックしようとした際、バランスを崩して後方に転倒。その時にカリーの左ひざに身体を預けてしまった。マギーの体重が左ひざに圧し掛かり、相当なダメージがあったはず。

カリーは足を引きずり交代した。 試合後、ウォリアーズはケガが左ひざ内側側副靭帯損傷であり、カリーが明日MRI検査を受けるということを発表している。

クレイ・トンプソン(親指骨折)、ドレイモンド・グリーン(骨盤打撲)、ケビン・デュラント(肋軟骨骨折)の欠場が続く中、カリーの復帰は朗報だった。だが、ケガをした状況、直後のリアクションを見た限り、昨シーズン終盤戦にデュラントが負ったケガに似ている。デュラントは約1カ月戦列を離れることになった。プレーオフには復帰が間に合い、獅子奮迅の大活躍でチームの優勝に貢献している。

すでにウォリアーズはプレーオフ進出を決めている。おそらく2位でレギュラーシーズンを終えるため、無理して主力を復帰させる必要はない。チームケミストリー、試合勘の問題こそあれ、ここは選手たちに休養の時間を与える方が賢明だ。

西カンファレンス3位以下の争いは熾烈で、日々順位は変動している。どのチームが相手でも、主力が万全でなければ、王者ウォリアーズとて1回戦で足元をすくわれる可能性もゼロではない。仮に、ここにきて調子を上げている強豪スパーズが西の7位でプレーオフに勝ち進めば、ウォリアーズにとって厄介な相手になるだろう。

残り10試合、それからプレーオフが開幕する4月中旬までの時間の使い方が、連覇の鍵を握る。