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ともに優勝を成し遂げたが、プレーオフでの対戦はなし

優勝3回、NBAファイナルMVP、得点王にも輝いたドウェイン・ウェイドのNBAキャリアでやり残したことがあるとすれば、『盟友』レブロン・ジェームズとプレーオフで対戦することだ。

2003年のドラフトで指名された2人だが、プレーオフで対戦した経験は過去にない。レブロンが2010年の夏に得たフリーエージェントの権利を行使してヒートに移籍し、2人はチームメートとしてプレーするようになり、2012年と13年に連覇を成し遂げた。今シーズンはキャブズで再びチームメートになったが、シーズン途中でウェイドがヒートに戻ることに。こうしてプレーオフでの対戦が実現する可能性が生まれた。

ウェイドは「今シーズン終了後に去就について考える」と話しており、今回が最後のチャンスになるかもしれない。現在キャブズは東カンファレンス3位で、ヒートは7位。もしキャブズが3位を保持し、ヒートが1つ順位を上げて6位でレギュラーシーズンを終えれば、両者のバトルがカンファレンス1回戦で実現する。

ウェイドは『Complex』とのインタビューで、レブロンとのプレーオフ対決についてこう語った。「そうなればうれしい。これまでに何度か対戦する可能性はあったけど、僕たちが負けたり、彼のチームが負けたりして実現しなかった。今回は実現させないといけない。今キャブズは3位で、ウチは7位か8位かな。最近のようなプレーを続けて、実現できるポジションにチームを導かないといけない。競技者としては喜ばしい状況にいるよ」

マイケル・ジョーダンvsコービー・ブライアントも、そしてコービーvsレブロンも、結局プレーオフでは実現しなかった。スーパースターによる真剣勝負は是が非でも見たい。レギュラーシーズンも残すところあと1カ月あまり。激戦が続く西の行方、両カンファレンスの首位争いに加えて、キャブズとヒートの順位にも注目したい。