ステフィン・カリー

スティーブ・ナッシュとカリーに共通点?

2014年にウォリアーズのヘッドコーチに就任したスティーブ・カーは、ステフィン・カリーがオールスターに選出され、2016年にレギュラーシーズンMVPを獲得するまでの成長を目の当たりにしてきた。

先日『Runnin’ Plays』ポッドキャストに出演したカーは、リーグ屈指のエリートプレーヤーとなったカリーの負けず嫌いな性格は見過ごされがちだと語った。

「ステフの競争心の強さは過小評価されていると思う。彼のサイズと見た目のせいかもしれない。ステフは、いわゆるNBAのスター選手とは全然違うからね」

「スター選手はたいてい体が大きくて威圧的だ。でもステフの見た目は一般人と変わらないし、どんなプレーをでも簡単にやってのける。闘争心が表に出るタイプではないが、指導したり一緒にプレーしていると彼がどれだけ勝ちたがっているかが分かる」

そして、カーはカリーの負けず嫌いを表すエピソードを紹介した。「トレーニングキャンプの初日に円陣を組んだ時から、ステフがどれだけ勝利に価値を置いているか分かった。練習でも激しく競い合っているし、それ以外のどんな競争でも勝ちたいと思っているんだ。ヘッドコーチに就任して1年目、オフの日にチーム全員でボーリングをしたときも、ステフは勝ちたくて仕方ないって感じだったよ。卓球でもそうだった。競争ごとは全部勝つ、それがステフだ」

カリーが入団した2009年、カーはサンズでGMを務めていたが、当時サンズで活躍していたスティーブ・ナッシュとカリーに共通点があると感じていた。ある時カーはナッシュにサーフィンを教えることになったが、カーが3週間かかってできたことを最初のトライでやってのけたという。

「ナッシュとステフは全く同じで、道具を渡せば、何をするか知らなくても、それを自分で見つけてやり遂げてしまうんだ」