レナードの控えとして活躍していた可能性も
再建を推し進めている名門レイカーズにおいて、ロンゾ・ボールに勝るとも劣らないインパクトを見せているルーキーがカイル・クーズマだ。今シーズンは33試合に出場し、新人選手では2位の平均17.7得点の活躍を見せている。
ルーキーの運命はドラフトで決まると言っても過言ではない。ドラフト前の評価からトップ15での指名もあると見られていたが、結果的にはドラフト全体27位でレイカーズから指名されることに。ただ、指名順位は下がったが、結果的にいきなり多くのプレータイムを得て力を証明する大きな機会があった。
そのクーズマについて、スパーズが指名する予定もあったと、トレーナーのクリント・パーカーが『LN Podcast』に出演した際に明かした。ドラフト前に各チームのGM、コーチらを集めて行なわれるドラフトコンバインから高い評価を受けたクーズマに対し、スパーズが実際に指名を検討していたというのだ。
レイカーズは全体27位でクーズマを指名したが、スパーズはその2つ後、全体29位の指名権を持っていた。もしレイカーズが見送り、スパーズがクーズマを指名していたら、カワイ・レナードの控えとして起用されていたはず。レナードはプレシーズンから負傷により欠場していたため、クーズマはいきなり先発出場のチャンスを掴んでいたかもしれない。
名門レイカーズで再建の柱の一つになることは大きな意義がある。それでも、優勝を狙えるスパーズでいきなり戦力としてプレーするというのも間違いなく魅力的なキャリアだ。また、名将グレッグ・ポポビッチの下であれば、また違った成長もあったはず。『たられば』の話でしかないが、スパーズでもクーズマは頭角を現したに違いない。
?? Kyle Kuzma continues his hot streak by scoring 31 points tonight, including hitting six shots from downtown #NBAVote. pic.twitter.com/DWfYuf6qIC
— Los Angeles Lakers (@Lakers) December 26, 2017