bjリーグMVPに2度輝いたホワイトが電撃移籍
三遠ネオフェニックスはロバート・ドジャーがインジュアリーリストから抹消されたことを発表した。
ドジャーは右膝関節軟骨下骨損傷により全治約2カ月と診断され、10月20日にインジュアリーリストに登録されていたが、昨日付けでリストから抹消された。これに伴い、ローレンス・ブラックレッジの契約満了も同時に発表した。
さらに三遠はカルティエ・マーティンの契約解除を発表。今シーズンから三遠に加入したマーティンは、ここまで12試合で先発を務め全試合に出場していた。チームハイの平均19.3得点、5.9リバウンドを記録するなど、チームの中心選手となっていただけに驚きの発表となった。三遠は同時にウェンデル・ホワイトの獲得も発表している。
アメリカ出身のホワイトは198cm100kgのパワーフォワード。4番のポジションとしてはやや小柄だがインサイドでも勝負できるテクニックとフィジカルを備えている。また外角のシュートも得意としており、3ポイントシュートは高確率でペネトレイトの技術にも長けているオールラウンダーだ。
ホワイトはクラブの公式ホームページにこのようにコメントしている。
「ネオフェニックスに帰って来れてとても感謝しています。日本でのキャリアをスタートしたこの地で、またネオフェニックスの一員になれる事を光栄に、そして誇りに思います。ネオフェニックスのブースターはB1でもベストブースターのひとつだと言えるでしょう。チームメイトとチームスタッフのみんな、懐かしい顔や新しい顔に会える事を楽しみにしています。チームとブースターの勝利のために、ベストを尽くします」
「帰って来れて」と言うように、ホワイトは2009年に三遠の前身である浜松・東三河フェニックスに所属していた。2010年と2015年にbjリーグMVPを受賞し、昨シーズンはB1に所属していた仙台89ERSでチームトップの平均18.2得点を挙げるなど、その実力は折り紙付きだ。
ドジャーが復帰したことで外国籍選手が充実したのは間違いないが、トップスコアラーのマーティンを解除しホワイトを獲得したことは非常に興味深い。チームの連携も含め、三遠が今後どのようなバスケットを展開していくかに注目が集まる。
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