プレータイムは制限されるもチームを快勝に導く
1月12日のホークス戦で、ネッツのカイリー・アービングが2カ月ぶりにコートに戻って来た。アービングは20分間しか出場しなかったが、シュート11本中10本を成功させ21得点4リバウンド3アシストを記録し、チームを108-86の勝利に導いた。
シーズン当初から肩に痛みを抱えていたアービングは、11月14日のナゲッツ戦を最後に戦列を離れ治療に専念。翌月24日には痛み止めのコルチゾンの注射を受けた。なかなか痛みが引かず、手術へと踏み切れば今シーズン絶望となるところだったが、先週に練習を再開してコートに戻って来た。
回復が思わしくないという情報が多く、実際に予定よりも復帰が遅くなったため、プレーへの影響が懸念されたが、実際に試合が始まると、アービングは約2カ月のブランクを全く感じさせないパフォーマンスを見せた。立ち上がりから4得点2アシストとオフェンスを引っ張り、10-2とスタートダッシュの勢いに乗せた。
アービング不在の間チームを引っ張ってきたスペンサー・ディンウィディーは、アービングとともに先発出場して7得点8アシスト、親指のケガから復帰したばかりのキャリス・ルバートは13得点を挙げた。チームのシュート成功率が53.2%、3ポイントシュート26本中10本を成功させるなど、アービングの復帰がチーム全体にポジティブな影響をもたらした。
試合後のインタビューでアービングは「試合に出たかったし、ファンにも会いたかった。復帰のために最大限の努力をしてきた。ここに戻って来れたことに感謝しているよ」と復帰についてコメントした。
この勝利でネッツは18勝20敗、勝率はいまだ5割を切っているが、東カンファレンス7位をキープしプレーオフ圏内に残っている。アービングがこれからコンディションを上げ、チームにもフィットしていくなら上位進出も狙えそうだ。