写真=Getty Images

11月中には通常の練習メニューを始められる見込み

今夏、ジミー・バトラーとのトレードでティンバーウルブズからブルズに加入したザック・ラビーンは、今後の『ブルズの顔』として大きな期待を受けている。

現役最高レベルのダンカーとしても知られるラビーンだが、今年2月3日に行なわれたピストンズ戦で左ヒザ前十靭帯を断裂する重傷を負い、今はまだリハビリに努めている。気になる状態だが、ヘッドコーチのフレッド・ホイバーグが『Chicago Tribune』に「予定より回復が早く、一部の練習はスタートさせている。まだコンタクトありの練習はできないが、チームメートにも声をかけるなど非常に良くやってくれている」と語っており、今のところ順調のようだ。

先月末のメディアデーに出席したラビーンは、コンタクトありの練習再開の目途について、医師に術後から9カ月と言われたと話したため、何も問題がなければ11月中には実戦に向けたトレーニングを始められる見込みだ。

デリック・ローズが代表的な例だったように、ヒザのケガと聞くと不安を覚えてしまうブルズファンも多いだろう。ましてや、ラビーンの武器である跳躍力に大きな影響を与えかねない箇所だけに、焦らずに完治させることが望ましい。

本人もファンも、焦る気持ちを抑え、完全復活を待ちたい。そして、またいつの日か、オールスターウィークエンドを彩るスラムダンク・コンテストに出場し、周囲の度肝を抜くパフォーマンスを披露してもらいたい。