開催国枠での出場は決定済み、チーム作りの場に
『東京オリンピック プレクオリファイングトーナメント』に向けて女子日本代表が始動した。すでに開催国枠での出場が決まっている5人制バスケットボールの女子日本代表だが、その予選には出場が義務付けられている。大会は11月14日から17日にニュージーランドとマレーシアで開催され、日本はマレーシアのクアラルンプールを舞台に、大会初日にインド、16日にチャイニーズ・タイペイ、17日にオーストラリアと対戦する。
出場権を確保している日本にとっては、オリンピックに向けてチームを熟成させる場となるが、何と言っても注目は吉田亜沙美の代表復帰だ。2016年のリオ五輪でのベスト8進出の立役者であり、激しいディフェンスとそこからのトランジションを演出する力は今もなお特別なものがある。リオ五輪の後は代表でプレーする機会を自ら減らし、昨年の代表活動には参加せず、今年3月に一度は現役を引退していたが、「もう一度オリンピックでプレーするために」と現役復帰を決断した。
プレシーズンの準備が十分ではなく、JX-ENEOSサンフラワーズでも開幕当初はベンチスタートだったが、この代表活動に伴う中断期間直前の試合でスタメン復帰。そして今回、代表にも戻ってきた。
髙田真希、町田瑠唯、長岡萌映子など主力メンバーの一部は今回は招集されておらず、代表での経験がそれほどない若手にとっては力を示すチャンスでもある。ヘッドコーチのトム・ホーバスがどんな準備をして、日本代表がどんなバスケットを見せるか、楽しみな大会となる。
バスケットボール女子日本代表 第11次強化合宿招集メンバー12名
吉田亜沙美(PG / JX-ENEOSサンフラワーズ)
渡嘉敷来夢(PF / JX-ENEOSサンフラワーズ)
渡邉亜弥(PG /三菱電機コアラーズ)
宮澤夕貴(SF / JX-ENEOSサンフラワーズ)
谷村里佳(PF / シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)
本橋菜子(PG / 東京羽田ヴィッキーズ)
林咲希(SG / JX-ENEOSサンフラワーズ)
根本葉瑠乃(SG / 三菱電機コアラーズ)
梅沢カディシャ樹奈(C / JX-ENEOSサンフラワーズ)
赤穂ひまわり(SG / デンソーアイリス)
宮下希保(SF / アイシン・エィ・ダブリュ ウイングス
オコエ桃仁花(PF / 富士通レッドウェーブ )