ルカ・ドンチッチ

「彼らが一緒になってプロセスをこなすことが大事」

今シーズンからレイカーズのリードアシスタントとして現場に帰ってきたジェイソン・キッドは、11月1日に慣れ親しんだアメリカンエアラインズ・センターのベンチから、現役時代にプレーしたマーベリックスとの試合を見守った。

結果は、オーバータイムの末にレイカーズが119-110で勝利し、4連勝。レブロン・ジェームズ(39得点12リバウンド16アシスト)とルカ・ドンチッチ(31得点13リバウンド15アシスト)がトリプル・ダブルを達成し、両チームのエースが会場を大いに盛り上げた。

キッドは、超新星と呼ばれる2年目のドンチッチの才能を称賛している。試合後、『The Dallas Morning News』に「彼のスピリット、バスケットボールに対する愛情は、見れば分かる」と語った。「彼はゲーマーで競い合うのが大好きなのだろう。何事にも恐れないし、チームメートを探し当てて、あのサイズ(201cm)でどんなパスも出せる。それにとても才能に溢れた相棒を見つけたしね」

その相棒とは、クリスタプス・ポルジンギスのことだ。この日の試合では、レブロン&アンソニー・デイビスと、ドンチッチ&ポルジンギスのデュオ対決にも注目が集まった。

キッドが現役で若手の頃には、マブスにジム・ジャクソン、ジャマール・マッシュバーンとのトリオ、『トリプルJ』という将来を有望視された3選手が揃っていた。だが。『トリプルJ』は結果を残す前に関係にヒビが入ってしまい、解散に至った。

苦い経験をしているキッドは、ドンチッチとポルジンギスのデュオを上手く機能させるため、アドバイスを送った。

「彼らが一緒になってプロセスをこなすことが大事。人間は、隣にいる人物より優れているわけではないからね。このリーグでは、才能ある選手たちが、より長く一緒にプレーすると、試合がより楽になるんだ。だから彼ら2人なら、これからの試合でも、もっと良くなっていくよ」