
アキレス腱断裂の大ケガから完全復活の兆し
トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードが、2027年のNBAオールスターウィークエンドで開催される3ポイントコンテストへの出場を早くも明言した。
現地10月8日に行われたウォリアーズとのプレシーズンゲームで、リラードは約1年半ぶりに実戦復帰を果たした。2025年4月に左アキレス腱を断裂し、2025-26シーズンを全休していた36歳のベテランは、19分間の出場で15得点を記録。
「以前と同じように、左右どちらにも力強く動けるし、どんな距離からでもシュートを打てる感覚がある」と言うように、3ポイントシュートも8本中3本を成功させ、完全復活を印象付けた。クラッチタイムに力を発揮する勝負強さから『デイムタイム』と呼ばれるリラードは、2026年の3ポイントコンテストでも実力を発揮。アキレス腱断裂からのリハビリ中でありながら優勝を飾り、シュート力が健在であることを示した。
3ポイントコンテストに出場する意思があるか、という記者からの質問にリラードは、「もちろん、また出場するよ。優勝すれば新記録になる。ここまで来たら挑戦しない理由はない。やると言ったことはやり遂げるんだ」と、早くもコンテスト出場を明言した。
リラードは2023年、2024年にも同コンテストで優勝しており、ラリー・バード、クレイグ・ホッジスと並ぶ大会最多優勝記録を持っている。今回、出場を宣言した2027年のコンテストで頂点に立てば、最多となる4度目の優勝となる。しかし、今回の挑戦は、単に3ポイントシュートの名手として記録を更新するだけのものではない。重傷から復帰し、再びNBAの舞台で自分の力を証明しようとするリラードにとって、自身のキャリアを象徴する機会にもなる。
そして、個人の復活とともに掲げるのが、ブレイザーズをプレーオフでさらに上のステージへ導くことだ。リラードはキャリア最初の11シーズンをポートランドで過ごした後、2023年から2シーズンにわたってバックスでプレーし、2025年夏に古巣へ帰還した。
再びブレイザーズのユニフォームに袖を通したリラードは、自身の復活だけでなくチームの躍進の両方を追い求めていく。「目標は、もちろんチームが昨年よりもさらに一歩前進してプレーオフに進出し、さらに上を目指すこと。そしてポストシーズンをより長くプレーすることだ」
「でも最終的に僕にとって大事なのは、年齢やケガに関係なく、コートに戻ってくることなんだ。僕は努力を重ね、自分の身体を大切にし、バスケットボールを心から愛し、何事にも正しい姿勢で取り組んできた。そうした姿勢を持っていれば、ケガから復帰しても自分らしさを取り戻せることを証明したい。これまでの自分とは違う選手になるつもりはないし、これからも自分らしくプレーしていくつもりだ」
リラードにとって今シーズンはかつての自分を取り戻すシーズンとなる。ミッドシーズンに行われるコンテストはそれを加速させるきっかけになるかもしれない。