「僕の口から発信されたものは一つもなかった」
ピストンズのジェイレン・デューレンが、5年2億ドル(約300億円)の延長契約に合意した3日後の現地10月4日、トラジャン・ラングドン球団社長とともに会見に臨んだ。
デューレン側は最大5年2億8710万ドル(約430億円)のスーパーマックス契約か、それに近い大型契約を望んだが、ピストンズの提示はそれより大幅に低かった。交渉は暗礁に乗り上げ、デューレンはトレーニングキャンプ序盤を欠席。結局、契約延長期限ぎりぎりに合意に至った。
会見の冒頭でデューレンは「僕を信じて、指名順位をトレードアップしてドラフトで僕を選んでくれた人たちに感謝したい」と、ピストンズでのキャリア初期を振り返った。「ここは僕が最初にワークアウトした場所だ。サンダー、スパーズ、トレイルブレイザーズでも練習したけど、エージェントに『僕の居場所はデトロイトだと感じる』と伝えた。あの時、ピストンズは最高のチームとは言えなかったけど、選手だけじゃなくクラブ全体の連帯感、努力の姿勢を感じた」
「その上で言わせてほしい」と彼は続ける。「この夏、僕について様々な憶測や誤った情報が飛び交った。僕の人格を貶めるような内容さえあった。僕は自分を高めることが周囲を高めると信じ、その役割に誇りを持っている。自分の欠点を受け入れ、向き合う覚悟もある。昨シーズンは最高の瞬間も最低の瞬間もあった。それを受け入れ、シーズンの終わり方への怒りをエネルギーに変えて、技術を磨き、精神力を高めてきた。だからこそ僕は立ち止まり、何も発信しなかった。そのことで一部の人々が勝手なストーリーを作り、噂をばらまいた」
「でも今は僕自身が真実を話す時だ。デトロイトが僕のホームであり、ここの人々と生涯の絆を築いてきた。ここでキャリアを全うし、レガシーを残したい。もちろんビジネスの側面はあり、交渉は長引いたけど、それはお互いにとって最高の結果を出すために必要なプロセスだ。契約がまとまって良かった。チームメートやコーチたちに会いたかった」
マックス額から大きく後退したオファー、契約に体重についての条項が付けられたことにデューレンは激怒したと報じられたが、彼はこれを「本人の口から出ていない誤った情報が真実として受け止められてしまう」と否定。「大金を懸けた交渉だから、怒る筋合いはないよ。初めて経験するビジネスの側面を知り、より良い人間、より良い選手として、ここからさらに成長していけると信じている」と語る。
ピストンズはトバイアス・ハリスやアイザイア・スチュワートといったベテランが抜け、ケイド・カニングハムとデューレンはこれまで以上にリーダーシップを求められる。「僕たち全員がステップアップしなきゃいけない。J.B.ビッカースタッフコーチは誰か特定の一人が引っ張るんじゃなく、全員が意見を言い合うカルチャーを作っている。頼もしい新戦力もいるし、どんなチームになるか楽しみだよ」
「僕自身はチャンスメーク、ピック&ロールのディフェンスとリムプロテクションを向上させたい。何よりチームが必要とすることなら何でもこなせる選手になりたい。そういう意味で僕が目指すのは型にはまった選手ではなく、周囲に頼られる多彩な存在だ」
Committed to Detroit. Committed to the work. https://t.co/HSKjXMqYdj
— Detroit Pistons (@DetroitPistons) October 4, 2026
