ザイオン・ウィリアムソン

球団は潤滑油として期待

ドラフト1位ルーキーのザイオン・ウィリアムソンは、ペリカンズの未来を担えるだけの逸材だ。アンソニー・デイビスがレイカーズに移籍したのはすでに過去のことで、ペリカンズは数年内にザイオンら若手を中心とするチームに生まれ変わるだろう。

GMのデイビッド・グリフィンは、『The Athletic』とのインタビューに応じた際、ザイオンの選手としての特性を考えた時、現役選手の中で最も近い存在に、ウォリアーズのドレイモンド・グリーンを挙げた。

「ザイオンの特性を考えた時に興奮させられるのは、オフェンスでチームを引っ張ってくれる能力ではなく、オフェンスの流れを促進させる力なんだ」

「チームメートを含むあらゆる部分を促進させてくれ、トランジションを機能させられ、プレーを決めてくれる身体能力の高いドレイモンド・グリーンのようなタイプ。そういう部分に興奮させられる」

「彼は、そういうプレーを自然にこなせる。だから(オフェンス面で)過剰な負担を強いることもない。我々が彼に求めるのは、ザイオンのままでいてもらうこと。あとは周りとどう連携するか、そしてそれをどうやって勝利に繋げるか」

ベテランのドリュー・ホリデーがチームを引っ張るだろうが、ザイオンが潤滑油としてすべてのピースを繋ぎ合わせられれば、ペリカンズは西カンファレンスのダークホースにもなり得る。

新人王候補のザイオンへの期待は、日に日に増すばかりだ。