アキレス腱断裂のケガでも選手としての価値は変わらず
フリーエージェント選手との交渉が解禁される6月30日に、ウォリアーズは生え抜きのクレイ・トンプソンに5年1億9100万ドル(約206億円)のマックス契約を提示するようだ。以前から残留の希望を何度となく語っているトンプソンは、再契約にすんなり合意すると見られている。
ウォリアーズは同じくケビン・デュラントにも5年2億2100万ドル(約238億円)のマックス契約をオファーすると『New York Times』が伝えた。
交渉解禁前には日本滞在を終えたステフィン・カリーが、ニューヨークに滞在しているデュラントを訪れて、その気持ちをつかもうとしている。
デュラントは右足のアキレス腱断裂により、おそらく来シーズンは全休する可能性が高い。それでもNBAのトッププレーヤーであることに変わりはなく、ニックス、クリッパーズがチーム再建の中心選手として関心を寄せている。
どのチームも可能な限りの好条件を提示してデュラントの気を引こうとするだろうが、トンプソンはデュラントが手術を受けた後で会話し、シーズン終了後にはドレイモンド・グリーンもニューヨークを訪問するなど、2016年から一緒にやってきた仲間の存在は大きい。
両選手へのマックス契約の提示は、球団が高額なラグジュアリータックスを支払ってでも再契約を希望しているという明確な意思表示だ。さらにリーダーのカリーが訪問するとあれば、デュラントの心が動かないわけがない。
左膝前十字靭帯を断裂したトンプソンも来シーズンの大半を欠場する見込みで、2019-20シーズンのウォリアーズはプレーオフ進出がやっとかもしれない。だが2人と再契約に漕ぎ着けることができれば、2020-21シーズンの逆襲に期待が持てる。
ラプターズに敗れてスリーピート(3連覇)を逃したものの、ボブ・マイヤーズGMが示唆した通り、ウォリアーズは功労者に最大限の誠意を示して現チームを存続させようとしている。
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— バスケット・カウント (@basket_count) 2019年6月13日