MIP賞候補の活躍を見せたが、最後に落とし穴
ネッツのディアンジェロ・ラッセルが、ニューヨークのラガーディア空港での荷物検査の際にマリファナを所持していたことが発覚し、出頭命令を受けた。
『ESPN』によれば、ラッセルは一時空港内に留置された後で釈放されたが、50グラム以下のマリファナを所持していたとして、裁判所から召喚されたという。
シーズンを通して最も成長した選手に贈られるMIP賞候補と言われているラッセルは、今シーズン平均21.1得点、3.9リバウンド、7.0アシストを記録。キャリア初のオールスターにも選出され、ネッツの4年ぶりのプレーオフ進出に貢献した。
レイカーズ時代には素行面を指摘されたこともあったが、ネッツにトレードされてからはレベルアップし、選手としても、人としても成長したことを証明したばかりだった。それだけに、目をかけて指導してきた指揮官のケニー・アトキンソン、ラッセルを獲得したGMのショーン・マークスの胸中は、察するに余りある。
ラッセルは、このオフに制限付きフリーエージェントになる。大物フリーエージェント選手と契約できるだけの空きをキャップスペースに作ったネッツは、まだ伸びしろが残るラッセルとも高額契約を結ぶ可能性が高いと言われているが、今回の件が何らかの影響を与える可能性も否定できない。
ようやくレイカーズ時代の汚名を返上し、2015年のドラフト全体2位指名選手に相応しい力を発揮し始めた時期だけに、今回の行動は軽率過ぎると言わざるを得ない。