プロジェクト第一号のコート

公園やストリートから日本バスケットの支援活動を行う一般社団法人ピックアッププレイグラウンドは、能登半島地震で被害を受けた石川県内灘町総合公園内のバスケットボールコートのリニューアルプロジェクト『HOKURIKU PLAYGROUND Renovation Project』を立ち上げ、リニューアル完了を受けての寄贈式を6月26日に同コートで実施した。

寄贈式には石川県七尾市出身の赤穂さくら、雷太、ひまわり姉弟も出席。トークセッションでは「ここでクリニックを開催して、地元の小中学生と一緒にプレーできたら最高」(さくら)、「未来のBリーガー、Wリーガーがここから誕生することを願っています」(雷太)、「この場所でプレーを楽しんでほしいし、私も楽しむ姿を見せていきたい」(ひまわり)などとコメントした。

『HOKURIKU PLAYGROUND Renovation Project』は、全国の公園に屋外バスケットボールコートを増やしていく『47都道府県プレイグラウンドプロジェクト』の一環として行われ、今回が第一号コートとなった。税金を使わない自主財源での改修にこだわり、改修費用の一部の資金調達を目的としたクラウドファンティングでは343人の支援者から約700万円の支援金が集まった。

石畳や紅殻格子といった石川らしいデザインモチーフに、日本海の青や金箔のゴールド、金沢駅の象徴である鼓門とバスケットボールをイメージしたオレンジをメインカラーとして採用。地域の子たちや若者はもちろん、観光資源になりうるコートに生まれ変わらせることで、北陸エリアの中長期的な復興支援へ繋がることを目指している。

寄贈式には漫画「SLAM DUNK」の作者であり、コートを寄贈した一般社団法人ピックアッププレイグラウンドをサポートする井上雄彦氏からも以下のコメントが寄せられた。「このコートに集うプレイヤー1人1人の力で、日本バスケの景色をさらに豊かにしていきましょう」また、スポーツ庁長官の室伏広治氏からも「地域の皆様がこのバスケットボールコートを大いに活用し、スポーツを通じて明るく健やかな生活を送られることを心より願っております」

一般社団法人ピックアッププレイグラウンド オフィシャルWEBサイト
https://pickupplayground.jp/