ジェームズ・ハーデン

写真=Getty Images

ニックスの対戦相手では、コービーに並びMSG最多得点

ロケッツのジェームズ・ハーデンが、『バスケットボールの聖地』ことマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)のコートで、キャリアハイとなる61得点を記録した。

ハーデンは1月23日のニックス戦で、3ポイントシュートこそ20本中5本の成功に終わったが、フィールドゴール38本中17本、フリースロー25本中22本を決めて61得点。第4クォーター残り3.8秒には、決勝点となるワンハンドダンクでリムを揺らし、キャリアに残る一戦を締めくくった。

試合後ハーデンは、「ここはガーデン。良いね」と微笑んだ。MSGが現在の所在地に移転した1968年以降、ニックスの対戦相手の選手が同会場で記録した最多得点は、この日のハーデンと、2009年にコービー・ブライアントが記録した61得点。同年以降のMSG最多得点は、ニックスに在籍していた2014年に、カーメロ・アンソニーが記録した62得点となっている。

試合中、スタンドからはハーデンに歓声とブーイングの両方が浴びせられた。ファンの反応について聞かれたハーデンは「みんなもどうしていいか分かっていなかったみたいだね」と、笑顔でコメント。「ただ、ファンのみんなには感謝しているんだ。彼らのおかげで勢いに乗れたし、試合が楽しかった。この会場が特別な所以だね。みんなの前で61得点も決められてうれしい」

これで21試合連続して30得点超えを果たし、1試合での得点で球団新記録を樹立したハーデン。彼の快進撃は、まだまだ止まりそうにない。