レブロン・ジェームズ

写真=Getty Images

チームの戦績を理由に復帰時期を改めることはない

鼠蹊部の負傷により欠場を続けているレブロン・ジェームズの復帰時期に関して、代理人のリッチ・ポールが言及した。

ウォリアーズと対戦した昨年のクリスマスゲームで負傷したレブロンが戦列を離れて以降、レイカーズは11試合を消化して4勝7敗。順位こそ西カンファレンス8位に踏み留まっているものの、苦戦を強いられている。現地1月16日にレイカーズが発表した最新情報によれば、レブロンは週末の遠征には参加しないが、来週から練習を再開する予定だという。

ポールは、『The Athletic』にレブロンの負傷に関していくつかの情報を明かした。それによれば、左鼠蹊部の負傷はグレード2で、当初は復帰までに3〜6週間かかると診断されたが、レブロンは順調に回復。ただ、具体的な復帰時期は設けず、リハビリを続けていく予定だという。レブロンはチームメートが苦しむ姿を見ることを嫌っているというが、もし復帰を急いで同じ箇所を再び痛めれば、1度目の損傷より状態が悪化するリスクが高いことから、チームの戦績を理由に復帰時期を改めることはないという。

ポールは「周りの意見など気にしない」と、『The Athletic』との電話インタビューで語った。「レブロンにとってベストな判断をする。ベストケースは負傷してから3週間での復帰で、ワーストケースは6週間後の復帰。今は予定通り。これから練習量を増やしていって、日毎に状態を見て判断していく。と言っても、明日、明後日に復帰するわけではない。彼がベストな状態と感じれば、プレーする。どのくらい時間がかかっても、必要な時間をかける。誰かの意見は参考にしていない」

レイカーズは、次戦から西の上位サンダー、ロケッツ、ウォリアーズと続けて対戦する。レブロンとラジョン・ロンド不在の現状では劣勢は免れないだろうが、もし3連敗すれば、カンファレンス下位に転落してしまう。6年ぶりのプレーオフ進出を目指すレイカーズにとって、今が踏ん張りどころだ。