プレースタイルは近いが、同時起用にも自信
グリズリーズのセンター、マルク・ガソルは、チームとベテラン最低保障額で契約を結んだと伝えられたジョアキム・ノアの加入を歓迎している。まだグリズリーズは発表していないが、週明けにもノアは正式にグリズリーズの一員になる見込みだ。
ガソルは、『Basket-Infos.com』とのインタビューで、「ノアは経験、フィジカルプレーをチームにもたらしてくれるし、パサー、クリエイター、それにロッカールームでのリーダーの役割も担える」とコメントした。また、「チームに完璧に適応できる選手」という発言からも分かるように、ガソルはノアに期待を寄せている。
「彼は高いインテンシティと情熱を持ってプレーする選手で、守備にも力を入れる。彼の獲得は大きいね。周りを生かす方法を知っている選手だよ」
ペリメーター内でのシュートに優れるガソルだが、その点を除けば、ノアとはプレースタイルが近い。グリズリーズでは主に控えセンターを務めるだろうが、ガソルは、兄のパウ(スパーズ)とブルズ時代にプレーしたノアとの共存も可能と考えている。
「彼となら一緒にプレーできる。シカゴではパウと一緒にやっていたからね。パウはノアとのプレーを気に入っていたよ。自分なら4番でも5番でもやれる。もしチームが『スーパーサイズ・ファイブ』でプレーするのなら、彼と一緒にプレーしてみたいね」
スモールボール・ラインナップ全盛の時代に逆行するようなスタイルだが、現代のトレンドである3ポイントシュート、ハイペースとは真逆のやり方で西カンファレンス5位につけているグリズリーズなら、ガソルとノアの同時起用を実戦で試す可能性はありそうだ。
もしノアが最優秀守備選手賞を受賞した2014年に近い状態を取り戻すことができれば、今シーズン平均13.8得点、4.6リバウンド、2.0ブロックを記録している新人ジャレン・ジャクソンJr.と共に、強力なフロントコートが出来上がる。