ヤニス・アデトクンボ

レブロンに賛同「今はオールスターゲームのことは頭にない」

2020-21シーズンのNBAオールスターゲームは、3月7日にアトランタで開催予定となっている。

しかし、レイカーズのレブロン・ジェームズは「興味もないし、それに割くエネルギーもない。開催する理由も見いだせない」と切り捨て、キングスのディアロン・フォックスも罰金覚悟で「オールスターをやる理由は金でしかない」とまで言い放った。

彼らに続く形で、ここ2シーズン続けてMVPを受賞しているバックスのヤニス・アデトクンボも、今シーズンのオールスターゲーム開催に関して異論を唱えた。

アデトクンボは現地2月5日に行われた敵地でのキャバリアーズ戦後に「オールスターゲームについては考えたよ。今シーズンのオールスターゲームはないと思っていたから、家族とともに時間を過ごせると思っていた」と困惑した様子でコメントした。「仕事だから開催するならやらないといけない」と一定の理解はあるものの、アデトクンボは新型コロナウイルスの感染拡大を抑止できていない今年の開催に難色を示している。

「健康安全プロトコルも変わって、ロードでの試合ではより厳しい決まりができたから家族を帯同させられない。ホームで試合がある時も家を出てはいけない。行けるのは練習施設と試合会場だけ。僕が思うに、選手たちはこの5日から7日程度のオフの時間を楽しみにしていたんじゃないかな」

そしてアデトクンボは「レブロンの意見に賛成する」と明言した。「レブロンは『興味もないし、それに割くエネルギーもない』と言っていた。僕も同じ気持ちだ。今はオールスターゲームのことは頭にない。家族に会いたいんだ。スペインで頑張っている弟に会いたい。弟に試合を見てもらいたいのに、それがかなわない。僕はレブロンと同じ考えで、オールスターゲームに割くエネルギーなんてない。楽しみにしている気持ちもない。もちろん、これは僕たちの仕事だから、開催すると言われたら仕事を全うしないといけない。僕は自分の仕事をいつだって全うしている。模範を示している。でもね、本心を言わせてもらえるのならやりたくない。少し休みたいんだ」