スペンサー・ディンウィディー

「僕はワクワクしている。逆境に打ち勝ってきたからね」

ネッツのスターティングガード、スペンサー・ディンウィディーは先日のホーネッツ戦で右膝を負傷し、前十字靭帯の部分断裂と診断された。ディンウィディーは来週にも手術を受ける予定で、その後に回復へのスケジュールが立てられるが、今シーズン中の復帰はかなり難しいと見られている。

そのディンウィディーはInstagramで声明を投稿し、現在の心境をこう綴った。

「ほんの少しだけ思い出話をさせてほしい。2014年1月22日の試合で僕は負傷した。猛烈な痛みとショックを感じたが、非接触型の前十字靭帯断裂と診断された。でも、この試練のおかげで僕は集中力と強さを学び、2巡目指名でGリーグへ飛ばされた選手からプレーオフチームで平均20得点の中心選手へ成長できた。その過程で仲間からリスペクトされるようにもなった」

投稿にあるようにディンウィディーが膝を負傷したのは今回が2度目だ。コロラド大3年の時に前十字靭帯を断裂し、バスケットボールキャリアは終わったと思われていた。しかしケガから3カ月後にドラフトにエントリーすることを発表、プロになってからはケガがないように細心の注意が払ってきた。

ディンウィディーは投稿の中で今回のケガについても説明を加えた。今回は接触型の部分断裂であり、構造的なダメージはなかった。また、長年のトレーニングとケアのおかげで関節にも問題はなかった。担当医からは27歳とは思えないほど膝の状態が良いと伝えられたという。

今後については復帰への強い意志を表明した。

「つまりは僕はワクワクしている。逆境に打ち勝ってきたからね。『最悪でも』来シーズンまでに100%以上の状態で戻ってくる」