写真=B.LEAGUE

「毎試合ベストを尽くす準備が出来ています」

京都ハンナリーズは、昨シーズンに滋賀レイクスターズでプレーしたジュリアン・マブンガとの契約が合意に至ったことを発表した。

マブンガはリーグ3位となる平均19.5得点を記録したオフェンスマシーン。またアシストでもリーグ7位の平均3.5アシストを記録するなど、得点だけでなくパスもさばけるプレーヤーだ。さらに特筆すべきは、彼のタフさだ。60試合すべてに出場し、リーグ4位となる平均31.9分間出場している。

昨シーズンは外国籍選手の故障を機に順位を下げたクラブがいくつか見られたが、マブンガはその逆。シーズンを通じてコンスタントに活躍したが、チームが猛烈な追い上げを見せた終盤戦にはクレイグ・ブラッキンズとのコンビで大暴れ。滋賀レイクスターズの残留プレーオフ回避に大きく貢献した。

マブンガはクラブのホームページを通して、次のようにコメント。

「京都ハンナリーズの一員になる事が出来、とても嬉しく思います。2年間に渡り何度も何度も、競い合ったチームであり、そして素晴らしいバスケットボールカルチャーを持っているチームです。私はそのチームに加わり、毎試合ベストを尽くす準備が出来ています。京都の皆さんと一緒に戦う機会を頂いた事に深く感謝し、もっとバスケットボールを上手くなり、そしてみんなで勝利を掴み取りましょう!Let's go HANNARYZ!!!」

京都は川崎ブレイブサンダースから永吉佑也、晴山ケビンを、仙台89ERSから片岡大晴を獲得。ここまではチームの底上げとなる渋い補強を続けてきたが、ここに来てマブンガの獲得を決め、オフェンスの核を手に入れた。

もっとも、2選手が引退し、4人の選手がチームを離れているため、ロスターにはまだ空きがある。移籍市場も終盤に差し掛かり、自由契約選手の数も限られてきた。琉球ゴールデンキングスがビッグネームを次々と獲得してオフの主役となっているが、西地区では京都が有力な対抗馬になりそう。京都の次なる一手は果たして──。