強固な守備でレブロン・ジェームズから8ターンオーバーを誘発、22点差の圧勝でウォリアーズがNBAファイナル初戦を制す

2017/06/02
NBA&海外
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写真=Getty Images

デュラントがエースの働き、前半だけで23得点を記録

2017年のNBAファイナルは、史上初3年連続同一チームでの顔合わせ、ウォリアーズとキャバリアーズの激突となった。

ウォリアーズの本拠地、オラクル・アリーナで迎えた初戦。序盤は互いのストロングポイントを生かし、拮抗した展開となる。外のシュートを警戒するキャブズに対し、ケビン・デュラントがドライブから得点を重ね、レブロン・ジェームズもパワープレーで応戦し、両エースが見応えのある攻防を見せる。

それでもデュラントがマークを引き付け、アンドレ・イグダーラが第1クォーター終了のブザーと同時に3ポイントシュートを沈め、ウォリアーズが35-30とリードした。

その後、ウォリアーズは次第にレブロンのドライブに対応し始め、ディフェンスから試合の流れをつかむ。デュラントが腕の長さを生かしたシュートチェックでレブロンの手元を狂わせ、ドライブからのキックアウトパスに対しても、素早いディフェンスローテーションで対応し、起点となるレブロンを封じた。カイリー・アービングに4点プレーを沈められてもウォリアーズは動じず、前半だけで23得点を挙げたデュラントの活躍もあり60-52とリードを広げた。

レブロンを包囲し、一気に差を広げたウォリアーズ

後半早々、デュラントの3ポイントシュートで点差を2桁に乗せたのを機に、ここからウォリアーズが完全に主導権を握る。レブロンのピック&ロールに対しては、積極的にダブルチームを仕掛け、常にプレッシャーを与える。パスの出しどころも他の選手が目を光らせズレを作らせず、ターンオーバーを誘発した。

キャブズは打開できずオフェンスの再構築を余儀なくされ、最終的に1on1で強引に攻めるもタフショットを打たされ無得点の時間が続く。

一方のウォリアーズはノーマークでシュートを打つ機会こそ少ないが、キャブズとは対照的にタフな場面でもシュートを沈めていく。第3クォーター開始からの4分間、レブロンを振り切ったカリーが悠々と沈めた3ポイントシュートを含む13-0のランで、73-52と大量リードを奪った。

圧勝するも、カリーは「もっと良いプレーができる」

ウォリアーズは12点差まで詰め寄られるも、デュラントがレブロンのドライビングレイアップを防ぎ、トランジションからカリーが3ポイントシュートを沈めてキャブズの反撃ムードを断ち切り、その後は20点前後の点差を保ち続けた。

セカンドユニットの時間帯でもチーム力は落ちることなく、安定したディフェンスで反撃の芽を作らせなかったウォリアーズが、最終スコア113-91で第1戦を制した。

ゲームハイとなる38得点を挙げたデュラントは「今日よりもっと良いプレーができたかもしれないけれど、これはファイナルだから勝利が重要」と、何よりも勝利したという結果を強調。注目のレブロンとのマッチアップについては「そこまで意識しないようにしていた。これはチーム同士の対戦で、全員で戦っている。攻守両面で自分にやれることを楽しみながらやった」と語った。

6本の3ポイントシュートを含む28得点10アシストの活躍を見せたカリーは「ケビンが言うように、自分たちはもっと良いプレーができる。特にオフェンスではね」と課題を挙げつつも、「今日一番良かったのは、48分間を通じてディフェンスを機能させられたこと」とキャブズを91点に封じたディフェンスに手応えを感じていた。

自慢の攻撃力ではなく、ディフェンス力で勝利を掴んだウォリアーズ。去年は3勝1敗からの逆転負けを喫しているだけに、慢心はないだろう。注目の第2戦は現地時間6月4日に行われる。