アンドリュー・ウィギンズ

ドラフト1位指名、トレード、伸び悩んだ時期を経てうれしい初選出

現地1月27日に行われたティンバーウルブズvsウォリアーズの一戦は、ステフィン・カリーが10本中6本の3ポイントシュートを含む29得点8リバウンド6アシストと復調し、クレイ・トンプソンがシーズンハイの23得点、アンドリュー・ウィギンズも19得点5リバウンド4アシストを記録し、ウォリアーズが主力の活躍により124-115で勝利した。

この日の主役は、オールスターに初めて選出されたウィギンズ。2月20日にクリーブランドで開催されるNBAオールスターゲームに出場する東西カンファレンスのスターターが発表され、ウォリアーズからはカリーとウィギンズが選出された。

ウォリアーズでの3年目になる今シーズン、ウィギンズは44試合に出場して平均18.1得点、4.2リバウンド、2.0アシスト、フィールドゴール成功率48.1%と3ポイントシュート成功率40.4%を記録。初選出については「本当にうれしい。ずっと目標にしてきたことだったからね。これまで努力してきて、オールスターに選んでもらえるチャンスをもらった。僕と家族にとっても非常に大きなこと」と試合前に語っていた。

ホームゲームの勝利に貢献したウィギンズは、試合後のインタビューでもオールスターのスターター選出について聞かれ「とても意味のあることだし、これまでにいろいろと経験してきた。僕はここをホームと思っているし、この勢いに乗っていきたい」と語った。

2014年のドラフト全体1位でキャバリアーズから指名されたウィギンズは、1年目のシーズン開幕前にケビン・ラブとのトレードでウルブズに移籍。2014-15シーズンには全82試合に出場して平均16.9得点、4.6リバウンド、2.1アシストという成績を残して新人王に輝いた。2年目以降も個人のスタッツは伸びたがウルブズは勝てず、2015年のドラフト全体1位選手カール・アンソニー・タウンズに続く2番手という立ち位置に甘んじてきた。

ウォリアーズにトレードされてからは選手として一皮向け、先発に欠かせない存在になった。ウルブズ戦前の時点でチームメートたちからオールスター初選出を祝福されたという。「すごくたくさんの愛情を持って祝福してもらえた。これからロッカーに戻ったら、またお祝いしてもらえるだろうね。本当に特別なフィーリングだよ」

スランプを乗り越え4連勝のウォリアーズは、西カンファレンス2位をキープ。ウィギンズは「優勝できるように集中して取り組んでいる」と今後の目標について語った。「ウチには優勝が可能なメンバーが揃っている。最終的な目標は優勝だから」