アンソニー・デイビス

写真=Getty Images

チームが不振に陥ればトレードを要求する可能性も?

スポーツエージェンシーの『Klutch Sports Group』が、ペリカンズのアンソニー・デイビスと代理人契約を結んだことを発表した。

これに伴い、デイビスの代理人は、今後リッチ・ポールが務めることになった。今回の代理人変更に関して、デイビスが将来的にレイカーズに移籍する布石と見ているメディアやファンは少なくない。なぜなら、ポールはレブロン・ジェームズの代理人でもあるからだ。

もちろん、ポールはレブロン以外にも、ベン・シモンズ(セブンティシクサーズ)、ジョン・ウォール(ウィザーズ)らも担当している敏腕で、デイビスは単純に代理人を変えただけかもしれない。だが、デイビスのレイカーズ移籍は以前から噂されているもので、このタイミングでの発表により何か裏があるのではないかと思われても仕方がないだろう。

2015年にペリカンズと5年1億4500万ドル(約163億円)のマックス契約を結んだデイビスは、2020-21シーズンまで契約下にある。それでも、もし今シーズン開幕からチームが低迷すれば、本人がトレードを要求する可能性もゼロではない。ペリカンズGMのデル・デンプスは、先日デイビスの代理人変更の噂について聞かれた際、「何が起こるかは誰にも分からない」とコメント。「しかし、我々は今のチームに良い感触を持っている。アンソニーとも良好な関係を築けている。我々は、チームの勝利、チームが正しい方向に進むことだけに集中している」とも語った。

万が一にもペリカンズがデイビスをトレードする場合、相当な見返りを要求するのは間違いない。仮にレイカーズが獲得に関心を見せれば、確実に『若手コア』と呼ばれるブランドン・イングラム、ロンゾ・ボール、カイル・クーズマ、ジョシュ・ハートの数選手を条件に含めるはずだ。

もしレイカーズが、デイビスがフリーエージェントになる2021年まで待ったとしても、まだ彼は28歳ではある。しかしレブロンは同年の12月に37歳になり、レイカーズと結んだ4年契約の最終年を迎える。誰よりもコンディション調整に余念のないレブロンでも、流石に衰えが隠せない年齢に差しかかってくる頃であり、次なる柱候補としてデイビスをリストアップする可能性は十分にあるだろう。

いずれにしても、今後デイビスの周辺が騒がしくなることは間違いない。