ジェイレン・ブラウン

ユドカヘッドコーチ「2人が攻撃態勢に入れば、止めるのは難しい」

現地1月12日に行われたセルティックスvsペイサーズの一戦は、セルティックスが誇るジェイレン・ブラウンとジェイソン・テイタムの『オールスターデュオ』が合計で67得点を記録し、119-100の快勝を収めた。

試合後、テイタムが「スコアラーは最初のシュートが決まる瞬間が大好き」と語ったように、最初のフィールドゴールを3ポイントシュートで成功させたテイタムはその後も得点を量産していった。テイタムに呼応するように次々とシュートを沈めたブラウンも、前半だけで20得点を挙げた。そして、2人の勢いは最後まで落ちず、くしくも同じ19本中11本のフィールドゴールを成功させ、テイタムが33得点、ブラウンが34得点を挙げてチームを勝利に導いた。

指揮官のイメイ・ユドカは「2人が攻撃態勢に入れば、止めるのは難しい」と語り、2人のパフォーマンスを称賛した。「ジェイレンとジェイソンの2人が好調な時、すべてが簡単になる。2人は自然に得点し、みんなを巻き込んでいった。これが普通の状態になってほしい。2人が同じページで回っていると我々は良いオフェンスができるんだ」

また、ユドカヘッドコーチが「ボールムーブメントと非利己的なプレーが良かった」と語り、7人の選手が複数アシストを記録したように、この日のセルティックスは人とボールが連動したバランスの良いオフェンスを構築していた。

ゲームハイの34得点を挙げたブラウンはテイタムとの関係性についてこのように語った。「ジェイソンには自分のポテンシャルを発揮し、このゲームで得たいものすべてを勝ち取ってほしい。彼の活躍を見るのは素晴らしいことで、僕を奮い立たせてくれる。僕たちはお互いにプレーし続け、もっと良くなり続ける。今あるものを最大限に生かすだけだよ」

テイタムは「今シーズンは思うようにいかなかった」と、2人の共闘について本音を漏らしたが、「でも、今に始まったことじゃないし、過去にもそいういう時はあった。この調子で一緒に良いプレーを続けていきたい」と前を向いた。

今日の勝利で勝率を5割に戻したセルティックスだが、これまではテイタムとブラウンの2人が同時に活躍する試合が少なく、東カンファレンス10位と苦戦している。この試合がターニングポイントとなり、2人の共闘がハマれば上位浮上の日は近い。