八村塁

クーズマがトリプル・ダブル級の活躍、一度もリードを許さずに完勝

現地1月12日、ウィザーズがホームにマジックを迎えた一戦は9-0のスタートダッシュを決め、第1クォーターに33-16と大量リードを奪ったウィザーズがそのまま逃げ切り、最終スコア112-106で勝利した。

復帰3戦目となった八村塁はこの試合もベンチからの出場となり、プレータイムも抑えられた。最初に放った3ポイントシュートを決め切れなかった八村はシュートタッチに苦しみ、ドライブから得意のフェイダウェイシュートを沈めるも、接触した瞬間に態勢が崩れトラベリングをコールされてしまう。それでも、第2クォーター残り3分を切った場面ではマークマンの虚を突いてペイントエリアに飛び込みカイル・クーズマのドライブに合わせると、シュートフェイクで一人をかわし、ヘルプに来たコール・アンソニーのファウルを受けながらゴール下をねじ込んだ。ボーナススローもきっちり沈めて3点プレーを成功させたが、その後はあまりオフェンスに絡めず、約12分の出場でフィールドゴール5本中1本成功の3得点、1リバウンドに留まった。

クーズマが19得点10リバウンド9アシストとトリプル・ダブル級の活躍を見せ、6人が2桁得点を記録するバランスの良いオフェンスでマジックを下した。

また、昨年1月に左ひざ前十字靭帯を部分断裂し欠場が続いていたトーマス・ブライアントがこの試合で復帰。八村同様にプレータイムは約12分に抑えられたが、いきなり3ポイントシュートを沈めるなど試運転ながら6得点を挙げてホームのファンに健在ぶりをアピールした。

ウィザーズは11月の5連勝以来最長となる3連勝を記録。この日も健康安全プロトコルのためにエースのブラッドリー・ビールが欠場したが、チームは好調を維持し、8位のラプターズにゲーム差ナシのところまで浮上した。昨シーズンに主力を務めた八村やブライアントが復帰し、ウィザーズに上昇ムードが漂っている。