渡邊雄太

2度のオープンスリーを決められず

健康安全プロトコル入りし欠場が続いていたラプターズの渡邊雄太が現地1月11日のサンズ戦で復帰を果たした。

スコッティ・バーンズとギャリー・トレントJr.が欠場した影響もあり、渡邊は今シーズン2度目の先発に名を連ねた。正しいタイミングでゴールへカットし、ディフェンスの意識を自身に向けて味方のシュートチャンスを演出するなど、献身的なプレーはいつものように冴えた。また、アウトナンバーの逆速攻を受けた場面では、セーフティで戻っていた渡邊が相手のオフェンスを遅らせて失点を防ぐなど、ディフェンス面での貢献も見られた。

だが、この日はシュートタッチに苦しんだ。流れの中で2度、フリーな状態でパスを受けることができたが、この好機に3ポイントシュートを決めることができない。さらにゴール下でボールを受けるも2人のブロックに阻まれてしまう。

オフェンス時に何度かクリス・ポールとマッチアップする機会があったが、このミスマッチを突けずにオフェンスが停滞したこともあり、ベンチを温める時間が長くなった。結果的に渡邊は約15分のプレーでフィールドゴール4本すべてをミスし、1リバウンド1スティールと数字も伸びず、今シーズン2度目の無得点に終わった。

試合は最後まで1ポゼッションを争う接戦となったが、残り1分にデビン・ブッカーのミドルシュートで逆転され、直後にポールのミドルシュートでビハインドを3点に広げられたラプターズが95-99で敗れた。

今回の敗戦でラプターズの連勝は6でストップし、順位も8位に落とした。先発の期待に応えられなかった渡邊には次戦の奮闘に期待したい。