ジャ・モラント

「ウチの選手層はリーグでも一番厚い部類に入る」

現地1月9日に行われたグリズリーズvsレイカーズの一戦は、8連勝と勢いに乗るグリズリーズが昨日に続いての連戦ながらも疲れを感じさせないプレーで前半からリードを広げ、127-119で勝利した。グリズリーズはこれで球団新記録の9連勝を達成している。

この日のハイライトは、第1クォーターにモラントが見せた驚愕のブロックだ。レイカーズのエイブリー・ブラッドリーにスティールを許してしまったモラントは、すぐさま自陣に戻ると、ブラッドリーがレイアップを放つタイミングに合わせてジャンプ。モラントの跳躍は滞空時間が長く、ブラッドリーが放ったボールを空中でつかんで失点を防いだ。

このシーンについてモラントは「帰陣して良いプレーができた」とコメント。「ボールをつかもうと思ったんだ。あの場面のように相手に速攻を許して、こっちがブロックしたとしても、相手にボールを拾われてフープにねじ込まれることが多い。だから、完璧なプレーだったね。きっと今頃、世界中でバズっているはずさ」

健康安全プロトコル入りしたヘッドコーチのテイラー・ジェンキンスに代わって指揮を執ったアシスタントコーチのブラッド・ジョーンズは、大胆不敵なモラントの姿勢がチーム全体に浸透していると語った。「デズモンド・ベインも、ジャレン・ジャクソンJr.も恐れを知らない。ルーキーのザイール・ウィリアムズだって恐れずにプレーしている」

指揮官が言うように、グリズリーズは16得点5リバウンド7アシストを挙げたモラントの他にも、デズモンド・ベインが8本中5本の3ポイントシュートを含む23得点、ジャレン・ジャクソンJr.が21得点12リバウンド6ブロック、カイル・アンダーソンが14得点7リバウンド8アシスト、ブランドン・クラークがベンチから14得点を挙げて勝利に貢献した。

チームの力に手応えを感じているエースのモラントは「まだまだ成長できる」と胸を張る。「ウチの選手層はリーグでも一番厚い部類に入る。ケガ人、それにコロナの状況を考えると、とても良いことだと思う」

ロサンゼルス遠征を終えたグリズリーズは、10連勝をかけて現地11日にホームでウォリアーズと対戦する。