「やろうとしていることの全体像を理解すれば、そのうち上手くいく」
12月中旬に通算3ポイントシュート成功数でNBA新記録を打ち立て、歴代1位に輝いたウォリアーズのステフィン・カリーだが、ここ2試合は不調に陥っている。
現地1月3日のヒート戦では3ポイントシュート10本中1本成功、5日のマーベリックス戦でも9本中1本成功で終わった。また、ヒート戦でのカリーはわずか9得点に留まり、今シーズン初の1桁となった。
カリーらしくないプレーが続いたが、本人は「過剰に反応するつもりはない」とマブス戦後に語った。「ボールが入らないだけさ。これは一連の作業だし、この1年間は堅実だった。ただ、最後のストレッチは僕のスタンダードではなかったから、プログラムを忠実にこなさいといけない。でも、僕は今までだってこういうタフな状況に反応したことはない。これもプロセスだからね。チームがやろうとしていること、そして僕がやろうとしていることの全体像を理解すれば、そのうち上手くいくよ」
マブス戦は敗れたものの、ヒート戦ではベンチから出場したジョーダン・プールが32得点を挙げて勝利に貢献したように、今シーズンのウォリアーズはたとえカリーが不調でも、他のメンバーがステップアップして好成績を維持している。
カリーはマブス戦の第3クォーターに左足を痛めた影響で今日のペリカンズ戦を欠場したが、本人はこのケガが長引くことはないだろうとも語っている。ケガは心配だが、この休息がカリーのスランプ脱出の機会になることを願う。