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シューターのスミスが残留したことでキャブスは準備万端

今夏フリーエージェントとなったJR・スミスとキャバリアーズが、長期交渉の末ようやく妥協点を見いだした。

現地10月15日、キャブズはスミスとの再契約を発表。新契約は4年5700万ドル(約59億3500万円)と推定されている。『ESPN』によれば、4年目は保証されたものではないが、2018-19シーズン終了後もロスターに残っていれば、完全に保証される契約になっているという。

スミスは昨シーズン自己最多、並びにキャブズにとって1シーズンでの年間記録となる204本の3ポイントシュートを成功させた。プレーオフでも攻守に渡ってチームを支え続け、球団史上初優勝に貢献。フリーエージェントとなったオフ、一貫してキャブズとの再契約を希望していたが、交渉はなかなか決着せず、トレーニングキャンプとプレシーズンが始まっていた。

昨秋もトリスタン・トンプソンとの契約が中々まとまらず、レブロン・ジェームズがチームに再契約を結ぶよう働きかけた経緯があったが、今回もジェームズがメディアを通じ、スミスとの再契約を早期に結ぶようチームに要求。スミスの希望とキャブズの提示額との間には数百万ドルの開きがあったというが、何とか折り合いを付けられた。

フリーエージェントとなって移籍した選手を除き、優勝メンバーがほぼ全員戻ったことで、2連覇へ向けた土台は固まった。10月25日にクイックンローンズ・アリーナで行なわれるニックスとの2016-17開幕戦に向け、キャブズは準備万端だ。

昨シーズンの優勝パレードの様子。スミスが再契約しこれで優勝候補の最後の1ピースが埋まった。