ジョーダン・プール

チームメートから「無理だ」とからかわれるダンクを決め「論より証拠」

現地1月3日に行われたヒートvsウォリアーズの一戦は、ジョーダン・プールがベンチからゲームハイの32得点、アンドリュー・ウィギンズが22得点を記録し、ホームのウォリアーズが115-108で勝利した。

健康安全プロトコルが明け、年明け初戦のジャズ戦で復帰したばかりのプールが、早くも試合勘を取り戻して勝利に貢献した。この日はエースのステフィン・カリーが3ポイントシュート10本中1本、フィールドゴール17本中3本の9得点(シーズン最少)と本来の調子とはほど遠かったものの、プールとウィギンズがエース不調を補う活躍を見せた。

復帰後はシックスマンとして起用されているプールは「ローテーションも少し違うので、先発の時とは異なるリズムでプレーしないといけない。それに、試合途中からコートに入る関係で、その時にチームがどう機能し、自分がどう入っていくか見極める必要もある。僕の場合は相手がステフをどうやって抑えようとしているか把握して対応するのも大事だ。ただ、昨シーズンも同じ役割を与えられていた時期があったから、経験はある」とコメントしており、ベンチからの出場にもスムーズに対応できている。

第4クォーター終盤には、193cmのプールが211cmのヒートのオメール・ユルトセブンを振り切って豪快なワンハンドダンクを叩き込む場面も見られた。会場を大いに盛り上げたダンクについて、プールは「チームメートから『お前は跳べないよ』とからかわれているからね、論より証拠だよ」と笑った。

「ウィギス(ウィギンズ)とかから『お前にダンクは無理だ』と言われているけれど、ちょっとはやれるんだよ」

プールの復調も去ることながら、ウォリアーズに大きな朗報が飛び込んできた。リハビリを続けているクレイ・トンプソンが、現地9日のキャバリアーズ戦に出場する可能性があると報じられたのだ。復帰するトンプソンに関しては、指揮官のスティーブ・カーが即先発起用を明言しているため、プールは今後もセカンドユニットの主力としてチームを支える。

ようやくほぼフルメンバーが揃うウォリアーズにとって、『シックスマン』のプールは頼れる存在でしかない。