指揮官ボーゲルも絶賛するベテランシューターの仕事ぶり
現地1月2日に行われたティンバーウルブズvsレイカーズの一戦は、第4クォーター終盤にカーメロ・アンソニーが成功させた4ポイントプレーが決勝点となり、レイカーズが108-103で勝利した。
両チームの対戦は今シーズン3度目で、これまでの2試合はウルブズが勝利していた。第4クォーターでの9得点を含めてベンチから14得点で勝利に貢献したカーメロは「ウルブズは絶対にあきらめないチーム。全員でハードワークをこなすし、今日の試合でも1番から5番までオフェンスリバウンドに食らいついていた。でも、今日はウチにとって勝たないといけない試合だった。最後に引き離すことができたよ」と、試合を振り返った。
勝率5割前後を行き来しているレイカーズで、カーメロはベンチからの得点源になる試合もあれば、手堅いディフェンスで勝利に貢献する場合もある。自身の役割について、彼は「試合展開次第で変わる」と試合後のインタビューで答えている。
「コートに立って試合が進む中で、機能していることと機能していないことを見極めないといけない。これがベンチから出場する自分の役割の良いところで、チームのボールムーブ、誰がノッているか、相手のディフェンスはどういう形かを観察できる。コートに立って数分は観察して、何をすべきか考える。必要なプレーをするのが自分の役割で、それに関しては何の問題もない」
かつての彼は先発への強いこだわりを隠そうともしなかったが、それは過去のこと。ベテランになった今は、レイカーズを動かす一つのピースであることに意義を見いだし、「役割は試合ごとに変わるけど、モチベーション高く取り組むことができている」と言う。
指揮官のフランク・ボーゲルも「カーメロは素晴らしいプレーをしてくれている」と、ベテランへの信頼を語った。「誉れ高いバスケットボールをチームにもたらしてくれている。そして、オフェンス面で正しいプレーへとチームを導いてくれる」
ボーゲルから絶賛されたカーメロは「ただ自分にできる全力を尽くしているだけだし、今の立場からすれば自分自身だけではなく、チームメートのレベルも高めたい」と、レイカーズで与えられた今の役割を全うすることを誓った。