指揮官の信頼に感謝「良くない試合があってもボールを預けてくれる」
現地1月2日に行われたマジックvsセルティックスの一戦は、ジェイレン・ブラウンがキャリアハイの50得点を記録したセルティックスが、オーバータイムの末に116-111で勝利した。
第4クォーター残り4分半を切った時点で14点(82-96)のビハインドを背負っていたセルティックスは、ブラウンを中心に怒涛の反撃で同点に追い付き、延長戦に持ち込む。第4クォーターだけで21得点を決めたブラウンは、105-104で迎えたオーバタイム残り1分29秒に勝利を大きく手繰り寄せる3ポイントシュートを成功させてキャリア初の50得点に到達。その後もマジックの猛追を受けたセルティックスだったが、アル・ホーフォードの3ポイントシュートなどでリードを守り、熱戦をモノにしている。
ブラウンは「キャリアハイの数字は全く意識していなかった。最後のシュートを放った時に47得点になっていて、それで気づいた。できる限りアグレッシブにプレーしようとしていただけ。今日の僕はそう簡単には止められないと感じていたから、前に出続けようと思っていた」とキャリアナイトを振り返っている。
ブラウンは「勝つことしか考えていなかった」と言い、下位のマジック相手に大苦戦を強いられたチームの出来には納得していない。それでもヘッドコーチのイメイ・ユドカへの感謝を語っている。「イメイの存在はとても大きい。これまで良くない試合もあったのに、それでも僕にボールを預けてくれている。彼には感謝しかない。これからも良い時と悪い時の波はあるだろうけど、学び続けてチームの力になりたい」
セルティックスはブラウンの他、デニス・シュルーダーが21得点7アシスト、マーカス・スマートも17得点7リバウンド7アシストで勝利に貢献した。
甥っ子がブラウンのファンというシュルーダーは、試合後にブラウンからサイン入りジャージーをもらったと会見で明かしている。そして「彼ならいつ50得点を決めてもおかしくはなかった」と称えた。