ブラッドリー・ビール

ワシントンDCではワクチン非接種の選手が1月15日から活動不可に

ブラッドリー・ビールは健康安全プロトコル入りで3試合を欠場した後、現地12月30日のキャバリアーズ戦から復帰した。彼はこれまでウィザーズで新型コロナウイルスのワクチンを接種していない唯一の選手だったが、今回ワクチン接種に応じた。ワシントンDCではニューヨークやロサンゼルス、サンフランシスコと同様に、ワクチン接種済みでない限り屋内施設での活動が認められなくなる。そのルールが施行される今年1月15日を前に、ビールはワクチン接種に踏み切った。

ワクチン接種の拒否を続けていれば、ネッツのカイリー・アービングのようにホームゲームに出場できない状況に陥っていただろう。シーズン開幕前にビールは、ワクチンを受けない理由として「ワクチンは重篤化や入院を防ぐだけで、感染しないことを意味するわけじゃない」とコメントしている。

『NBC Sports』はビールの言葉として、今回のワシントンDCのルール変更が理由ではなく、「家族を守るために決めた」と紹介している。新型コロナウイルスの陽性反応が出たことで東京オリンピック参加を断念せざるを得なくなってもワクチンを打たなかった彼が考えを改めた理由は、いずれ彼自身から説明されるだろう。

ウィザーズは開幕から好スタートを切ったものの、ケガ人や健康安全プロトコルの影響でその勢いをキープできず、現地1月1日のブルズ戦では接戦を落として18勝18敗と貯金を失った。ウィザーズとしてはエースを欠くリスクがなくなり一安心といったところだ。