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ジェームズは地元シカゴに戻る決断を下した親友を支持
レブロン・ジェームズとドゥエイン・ウェイドが、ヒートで2連覇を達成したのは3年前のこと。2014年の夏にジェームズが古巣キャバリアーズへの復帰を決断したことで両雄のタッグは解消されたが、今夏フリーエージェントとなったウェイドは、先日、キャブズへの移籍を検討していたことを明かした。
「ジェームズとまた一緒にプレーしたい」という気持ちからキャブス移籍を考えたのだが、条件面で折り合いをつけるのが難しかった。最終的には「地元であるシカゴに貢献したい」という思いが勝り、ウェイドはブルズへの移籍を決めた。
だが、「また一緒にプレーしたい」との思いを抱いていたのはレブロンも同じだ。
現地10月14日にはシカゴでキャブズvsヒートのプレシーズンが予定されている中、ジェームズは『ESPN』に対し、ウェイドとキャブズでプレーしたかったという気持ちを語った。しかし、サラリーキャップの関係で獲得を断念せざるを得なかったことも明かした。
「チームには彼を獲得する余裕がなかった。至って単純な理由さ」
キャブズの指揮官ティロン・ルーも、ウェイドの獲得に関心を持っていたことを認め、「将来の殿堂入り選手に関心を持たないチームなんていない。そんな話は道理に合わない。我々は彼を獲得したかった」と認めた。
ともに2003年のドラフトで指名されたジェームズ(全体1位)とウェイド(全体5位)は、プロ入り後から親睦を深めている。親友が1年目から13年間過ごしたヒートを去ることを決めた際も、その決断を支持した。
「皆も知っての通り、僕は自分の仲間をサポートする男だ。彼が望んだ決断なのだから、僕は彼の考えを支持する」
サラリーキャップの問題で断念したが、ヘッドコーチのルーもウェイドの獲得に関心を持っていたことを素直に認めた。