ステフィン・カリー

次戦、サンズとのクリスマスゲームに向けて弾みとなる勝利

現地12月23日に行われたグリズリーズvsウォリアーズは、ステフィン・カリーが14本中8本の3ポイントシュートを成功させ、さらにフリースローは12本すべてを成功させて46得点を挙げ、さらに先発に抜擢されたゲイリー・ペイトン2世も22得点で期待に応え、ウォリアーズが113-104で勝利した。

試合は第4クォーター終盤まで接戦となったが、102-102の同点で迎えた残り1分46秒からホワン・トスカーノ・アンダーソンのレイアップ、ペイトン2世の3ポイントシュートで突き放したウォリアーズは、カリーのフィンガーロールレイアップでグリズリーズにトドメを刺した。

アンドレ・イグダーラとジェームズ・ワイズマンが負傷欠場中で、さらにジョーダン・プール、デイミオン・リー、アンドリュー・ウィギンズが健康安全プロトコルの対象になってしまい戦線離脱と、ウォリアーズも他チームと同様に苦しい状況に直面している。

主力を欠く現状についてカリーは、「ウィグス(ウィギンズ)もJP(プール)も素晴らしいプレーメーカーで、ショットクロックの後半に上手くやってくれる。彼らがいない以上、相当な熱量が求められる。オープンな状態でシュートが打てる時に備えておかないといけない」と語った。

ウォリアーズは、今シーズンのクリスマスゲームで昨シーズンのファイナリストであるサンズと敵地で対戦する。カリーは、「クリスマスに試合が組まれるということは、それだけ大きな存在と認識されているからで、僕は好きだ」とクリスマスゲーム出場を喜んでいる。ただ「個人的には、クリスマスゲームで良いプレーをしたことがない。苦しんだ試合が多かったから、そこを修正したい」と続けた。

対戦相手のサンズは西カンファレンス首位を争うライバルで、今シーズンは2試合対戦して1勝1敗。クリスマスゲームのポイントを聞かれたカリーは、こう答えている。

「相手のパターンを研究して、対策しなければ。CP(クリス・ポール)と(ディアンドレ)エイトンのピック&ロール、Dブック(デビン・ブッカー)のスコアリングにプレーメーク。ベンチから出る選手もそれぞれの役割を理解している。ターンオーバーすると厄介だし、CPがトランジションで使える選択肢も多くて、コート上のあらゆる場所に選手がいるから、すべてを防ぐのは不可能だね。相手の攻撃をシュート1本で止めるためにもリバウンドを奪うことが重要になる。土曜の試合では、こういう部分に気をつけないといけない」