普段は物静かでも、勝負どころで決定的なシュートを決める選手
現地12月20日にソルトレイクシティで行われたホーネッツvsジャズの一戦は、ルディ・ゴベアが23得点21リバウンド、ボーヤン・ボグダノビッチが23得点、ドノバン・ミッチェルが21得点6リバウンド6アシストを記録し、ジャズが112-102で勝利した。
第2クォーター序盤の時点でリードを22点(40-18)に広げていたジャズだったが、第4クォーターに入るとホーネッツの逆襲を受けてしまい、終盤に逆転を許した。しかし、95-92で迎えた残り2分22秒からボグダノビッチの連続3ポイントシュートでトドメを刺し、連敗を2で止めている。
長いレギュラーシーズンを戦う上で大事なのは連敗をしないこと。ジャズはここまで21勝9敗。連敗はここまで3度喫しているが、3連敗は一度もない。その安定感を生かして西カンファレンスで3位をキープしている。
ボグダノビッチは、試合後のインタビューで「どういう形であっても勝ちは勝ち」とコメントしている。勝負を決めたクラッチ3ポイントシュートについては「ウチには優れたポイントガードがいて、全員がアンセルフィッシュなんだ。だからこそ50本以上(53本)の3ポイントシュートを打てている。ここ2試合はリードしていた状況から逆転されてしまったけれど、今日は素晴らしい勝利だった」と続けた。
「ホーネッツに逆転された後もルディがペイント内で圧倒的なプレーをしていたし、リバウンドも20本を超えた。相手も第4クォーターに素晴らしいプレーをしていた。それでも、チームにとって素晴らしい勝利になったよ」
普段は物静かでも、勝負どころで決定的なシュートを決めることから『サイレントアサシン』(静かなる暗殺者)という異名を持つボグダノビッチは、インタビュアーから「サイレントアサシンと呼んでいい?」と聞かれると、照れ笑いを浮かべてこう答えた。
「僕はベストを尽くそうと思って努力しているだけ。どう呼んでもらっても構わないさ」