ザック・ラビーン

デローザンは健康安全プルトコル、アレックス・カルーソも負傷離脱

現地12月6日にホームでナゲッツと対戦したブルズは、デマー・デローザンとアレックス・カルーソが欠場したものの、後半を63-48で上回り、109-97で勝利した。

試合開始の数時間前になってリーディングスコアラーのデローザンに健康安全プロトコルが適用される事態が発生したが、ブルズはザック・ラビーンが32得点にシーズンハイの8アシスト、ニコラ・ブーチェビッチとロンゾ・ボールがそれぞれ20得点10リバウンドの活躍で穴を埋めた。

ラビーンは「デマーの代わりが務まる選手なんていない。それだけ高いレベルで彼はプレーしているんだ。でも、チームメートもステップアップしたし、僕たちは戦えている。それを今日の試合で証明できた」と振り返った。「今のチームは去年までのとは違う。今はお互いをサポートし合えていて、窮地が訪れてもステップアップできる。これまでとは異なるエネルギーに満ちていて、自信もある」

デローザンが戻るまで試合へのアプローチを変えるかという質問に、ラビーンは「ウチには優秀な選手が揃っている」と答えた。「仮に相手にダブルチームされても、あるいは自分が相手の2選手を引きつけても、ブーチェ(ブーチェビッチ)やロンゾにキックアウトするだけ。チャンスがあれば、今日の第3クォーター終盤のように自分でも点を取りにいく」

デローザンの今後は未定で、検査結果次第では早期復帰もあり得る。ラビーンは、デローザンと連絡を取ったことを明かし「彼は元気そうだし、良い結果が出ることを願っているよ」と語っている。

ラビーンやロンゾだけでなく、1年目のアヨ・ドスンムも先発に抜擢されて11得点6リバウンド8アシストを記録した。ロンゾは「アヨはしっかり準備ができている選手で、開幕からプレータイムをもらえている。それに彼はハードワーカーだ。彼がチームに何をもたらしてくれるかは、みんなが分かっている」とルーキーを称えた。

先月はブーチェビッチが戦線を離れたが、ブルズはデローザンを中心に試練を乗り越えた。今回はデローザンに加えてカルーソ(ハムストリング)も試合に出られない状況だが、ロンゾが「チームケミストリーはとても良い。新選手が加わって、みんながそれぞれの役割をこなしている。今も模索中だけど、これからも良い調子を維持したい」と言うように、今のブルズには結果に基づいた自信がある。

今シーズンのブルズに限って言えば、この状況はさらに成長するための試練という意味合いが強いのかもしれない。今のブルズは、それほどまでに充実した日々を送っている。