ウェスリー・マシューズ

故障者が相次ぐも、ベテラン組で堅実な補強

バックスがNBAキャリア12年を誇るベテランのウェスリー・マシューズと契約したことを発表した。

マシューズはジャズでキャリアをスタートさせトレイルブレイザーズ、マーベリックス、ニックス、ペイサーズ、バックス、レイカーズを渡り歩いてきた。レイカーズに所属した昨シーズンは58試合中10試合で先発を務め、平均19.5分のプレータイムで4.8得点、3ポイントシュート成功率33.5%を記録した。

バックスのジョン・ホーストGMは、「ウェスリーは実績のあるベテランで、そのシュート力とディフェンス力、経験は我々の助けになってくれるでしょう。彼はコーチ・バド(マイク・ブーデンホルザー)のシステムと我々のチームに精通していて、彼が戻ってきてくれることをうれしく思う」
と声明を出している。

バックスに所属した2シーズン前は出場した67試合すべてに先発し、3ポイントシュート成功率36.4%を記録。マシューズにとっては初の古巣復帰で、シーズン途中の合流となるが、ホーストGMが言うように2シーズン前の経験はアドバンテージとなるはずだ。

なお、バックスはマシューズと契約するために、ドラフト全体60位で指名したルーキーガードのヨルゴス・カレイツァキスを放出している。現在14勝9敗で5位をキープしているが、11チームが勝率5割以上と今シーズンの東カンファレンスは稀に見る混戦模様。デマーカス・カズンズに続き、マシューズと実績のあるベテランを補強して連覇を目指す。