ディアロン・フォックス

「2連勝できたことは良かったけど、僕たちはまだ登っている途中」

若手有望株を多数抱えるキングスだが、今シーズンも黒星が先行し、6勝11敗となった時点でクラブはヘッドコーチのルーク・ウォルトンを解雇した。そして、アシスタントコーチのアルビン・ジェントリーが暫定的にヘッドコーチに昇格した。

ジェントリーはヘッドコーチに任命された際、立て直すには「全員の力が必要」と語ったが、現地11月26日に行われたレイカーズ戦はまさに全員バスケで勝利をつかみとった。この試合は同点になること19回、23度のリードチェンジを繰り返し、キングスにとっては2009年以来となるトリプルオーバータイムにまでもつれる接戦となったが、7人が2桁得点を記録するバランスアタックでキングスが141-137で勝利した。

ジェントリーは控え選手の活躍を勝因に挙げた。「今シーズンプレータイムがあまり多くない選手がいるが、彼らがチームを後押ししてくれた。競争を続けて少しずつ挽回し、最終的にリードを奪ったんだ」

持ち味のランニングプレーで得点を量産し、チームハイの34得点を挙げたディアロン・フォックスは「走り続けてペースを維持したかった」と語り、「2連勝できたことは良かったけど、僕たちはまだ登っている途中なんだ」と続けた。

今シーズン初めて20得点以上を挙げた選手が4人いたものの、レブロン・ジェームズが試合を終わらせる3ポイントシュートを外してしまうなど、レイカーズは勝ち切ることができなかった。49分もの間コートに立ち、23得点8リバウンド4ブロックを記録したアンソニー・デイビスもさすがに落胆の色を隠せず、「非常にフラストレーションが溜まっている。僕たちが勝つべき試合だった。今よりももっと良いホームチームにならなければならない」とコメントした。

キングスは先発のモーリス・ハークレスが左膝の痛みを押して先発したが8分しか出場できず、ハリソン・バーンズとリカウン・ホームズも欠場したものの、これまでに出番の少なかった選手がステップアップしたことで激闘を制した。指揮官交代後2勝1敗となり、今後の巻き返しに期待がかかる。

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