セス・カリー

セス「ステフとの対戦回数も2桁になったけど、今でも特別なこと」

ウォリアーズのステフィン・カリーはNBAを代表するスーパースターだ。3度のNBA優勝、2度のシーズンMVPに得点王、そして7度のオールスター出場と輝かしい経歴を残してきた。33歳で迎えたキャリア13年目の今も衰えることなく進化し続け、今シーズンはここまで平均28.2得点、5.8リバウンド、6.8アシスト、1.6スティールを記録して、リーグ首位を走るウォリアーズを牽引している。そのカリーが誇りに思っている人物が、セブンティシクサーズでプレーする弟のセス・カリーだ。

現地11月24日に行われたウォリアーズvsシクサーズの一戦は、116-96でウォリアーズが勝利した。ステフは3ポイントシュート11 本中6本成功を含むゲームハイの25得点と10アシストを記録。弟のセスは放った5本すべての3ポイントシュートを外したもののステフに次ぐ24得点を記録し、この試合ではカリー兄弟だけで49得点を挙げるパフォーマンスを見せた。

試合後、ステフは「彼は信じられないようなバスケットボールをしているよ」と弟を称えた。「彼は見ていて楽しい。自分のペースでプレーしているし、コントロールできている。僕は彼を誇りに思う」

こう語るとステフは、スコアラーとしてもプレーメーカーとしても進化しているセスに感心していると続け、「だから僕は誇りに思っている。彼は自慢の弟だ」と語った。

今シーズンのセスはここまで平均15.9得点、3.1リバウンド、そしてフィールドゴール成功率は50.3%と、キャリアイヤーを送っている。今では毎シーズンのように兄弟対決を行っているが、セスは「これは特別な時間なんだ」と振り返った。

「僕たちは父の下でNBAと一緒に育ってきた。試合を見に行った時は、子供ながらにNBAのフロアでシュートを打って、自分たちがリーグの一員であるかのように振る舞っていたもんだよ。ステフとの対戦回数も2桁になったけど、今でも特別なこと。それが当たり前だと思ってはいけない。これは夢のようなことだから、すべての瞬間に感謝しているよ」