アンドリュー・ウィギンズ

『スプラッシュブラザーズ』に匹敵するパフォーマンス

現地11月21日にチェイス・センターで行われたラプターズvsウォリアーズの一戦は、ジョーダン・プールが33得点、アンドリュー・ウィギンズが32得点を記録し、ウォリアーズが119-104で勝利した。

シャーロット、ブルックリン、クリーブランド、デトロイトでの試合を終えてホームに戻ったウォリアーズは、長距離を移動しながらここ7日間で5試合という過酷な日程を消化した。プールとともにオフェンスを引っ張ったウィギンズは「ファンが力を与えてくれる」と、試合後のインタビューでホームファンへの感謝を語った。

「今回の遠征は長かったけど、ここは僕たちのホームだから守らないといけない。相手に簡単に勝てると思わせてはいけない。疲れもあって普段通りの状態で試合に入れなかったかもしれないけど、ファンのみんなが力をくれたよ」

この日はプールが11本中8本、ウィギンズが8本中6本の3ポイントシュートを成功させるなど、まるでステフィン・カリーとクレイ・トンプソンの『スプラッシュブラザーズ』に匹敵するパフォーマンスだった。

ウィギンズは「今日のような結果が欲しかった。最近は3ポイントシュートの当たりが良くなかったけど、感触が戻ったよ。これからも今日のような調子を維持したい」と言う。

そして、今シーズンはディフェンスでの貢献も目立つウィギンズは「試合が楽しい」と続けた。「チームの力は分かっているし、良いプレーができている。だからウチがリーグ首位なんだ。一丸となってプレーして、ディフェンスもする」

2019-20シーズン途中にティンバーウルブズからウォリアーズにトレードされたウィギンズは、加入当初こそ思うようなプレーができず苦しんだものの、今ではウォリアーズに欠かせない大きな戦力になった。

カリーとドレイモンド・グリーンだけではなく、プールとウィギンズも能力を十二分に発揮できている。プレーオフに出場できなかったこの2年で得た積み重ねに結果が付いてきている今のウォリアーズの強さは本物だ。