ブラッドリー・ビール

最終クォーターのラスト4分を15-4と圧倒

現地11月20日、ウィザーズはヒートと対戦し、103-100で勝利した。

41-43と拮抗して前半を終えたものの、前半は14本中1本しか入らなかったヒートの3ポイントシュートが後半になると当たり始める。その結果、第3クォーターだけで9本中6本の3ポイントシュートを許したこともあり、ウィザーズは第3クォーターの開始約5分間を4-22と圧倒されて16点のビハインドを背負う展開となった。

それでもベンチから出場したハウル・ネトやエースのブラッドリー・ビールが奮闘してウィザーズに流れを取り戻す。さらに、ヒートのバム・アデバヨをファウルトラブルに追い込むなどして点差を縮めることに成功し、71-75と4点差にして第3クォーターを終えた。

しかし、最終クォーターに入っても1、2ポゼッションを追いかける時間が続き、88-96で迎えた残り約4分。ウィザーズはここからケンテイビアス・コルドウェル・ポープやスペンサー・ディンウィディーの3ポイントシュートで猛攻すると、ラスト4分間を15-4と圧倒しての逆転勝利を収めた。

現地19日に行われたヒート戦は97-112で落としたが、今回は雪辱を果たした。21得点9アシストを記録したビールは試合後、「簡単ではなかったよ。マイアミがどれほどタフなチームか知っているし、前回の試合でそれを思い知らされたからね」と振り返ると、「信頼できるチームメートにボールを預けられるのは素晴らしいことだ」と仲間を称えた。

「彼らがプレーを作って、シュートを決め切ってくれたおかげで、この試合に勝つことができた。(カイル)クーズマのフリースローにスペンス(ディンウィディー)とKCP(コルドウェル・ポープ)のビッグショットがあったからこそ、この試合を制することができたよ」

今シーズンのウィザーズは、ここまで11勝5敗で東カンファレンス2位につけている。ビールは言う。「僕たちは自信を取り戻している。ファンは知っているよ。彼らはエネルギーを感じているし、僕たちもそのエネルギーをもらっている。このチームは特別だよ」