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ドラフト指名から2年、NBAデビューに向け準備万端

2014年のドラフト全体3位指名を受けたセブンティシクサーズのジョエル・エンビードは、213cmのサイズと高いスキルを兼ね備え、NBAに旋風を巻き起こすのではないかと見られていた。しかしこの2年間、ドラフト前に発覚した右足の負傷に苦しみ続け、まだ公式戦デビューを果たせていない。

ケガも癒え、ようやくレギュラーシーズン戦の出場が可能となった今シーズン、シクサーズ指揮官のブレット・ブラウンは、逸る気持ちを抑えられず、エンビードに対する期待の高さを『CSN Philly』に語った。

以前スパーズのアシスタントコーチを務めていたブラウンは、エンビードとティム・ダンカンを比較し、「ティムにも劣らぬポテンシャルの持ち主」とコメント。まだデビューすらしていない選手に対してあまりにも過大評価のように聞こえるが、ブラウンは確信を持っている。

「私はオフェンスとディフェンスの両面において、彼が重要な存在になると思っている」

エンビードは現在までプレシーズンゲーム2試合に出場し、合計25分の出場でトータル11得点7リバウンドを記録。負傷歴を考慮し、チームは徐々に出場時間を増やしていく方針だ。

NBA歴代トップ10に入る選手、そしてバスケットボール殿堂入りが確実と言われているダンカンとの比較に異論反論が続出するのは間違いないが、スパーズを支えたレジェンドを間近で見てきたブラウンの意見なら、あながちリップサービスとは言い切れない。

2016年ドラフト全体1位指名を受けたベン・シモンズが骨折で約3カ月の離脱となった今、実質デビューイヤーとなるエンビードのパフォーマンスが、シクサーズのシーズンを左右すると言っても過言ではない。

エンビートに多大な期待を寄せるヘッドコーチのブラウン。ダンカン級と称されるポテンシャルを是非発揮してもらいたい。