「一緒にプレーする時間が増えるほど、チームの長所と短所や改善点が見えてくる」
現地11月19日にTDガーデンで行われたレイカーズvsセルティックスの一戦は、37得点11リバウンドの活躍を見せたジェイソン・テイタムを擁するホームのセルティックスが130-108で勝利した。
93-82と11点リードで第4クォーターを迎えたセルティックスは、テイタムを起点にゲームを展開して2桁リードを保って勝利し、勝率5割復帰を果たしている。
これで3連敗を喫したレイカーズは8勝9敗と借金1になったものの、レブロン・ジェームズが腹部の負傷から復帰を果たしたのは吉報だ。11月2日以来の実戦となったレブロンは、32分の出場で7本中3本の3ポイントシュートを含むフィールドゴール16本中10本を成功させて23得点6リバウンド2アシスト2スティールを記録した。レブロンは「感触は良かった。しばらくプレーできていなかったから、ルーキーに戻ったような気分だったよ」と久しぶりの実戦を振り返った。
アップダウンを繰り返し、レブロン、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウェストブルックが中心のチームケミストリーの形がまだ見えないなど、チームを取り巻く状況は決して良いとは言えない。それでもレブロンは「これから一緒にプレーする時間が増えるほど、チームの長所と短所や改善点が見えてくる」と、焦る必要がないことを強調した。
「僕にとって今日は2週間半ぶりの試合だったし、テイレン(ホートン・タッカー)も復帰してまだ3、4試合だ。コーチも試合に勝つために、チームのベストを引き出すローテーションを模索している。今日も良いプレーができていた時間帯はあった。今シーズンは第3クォーターに悪いプレーをする傾向があるから、そこを改善しないといけない」
もちろんレブロンも現状には満足していない。レギュラーシーズンはまだ17試合を終えたばかりで先は長い。それでもレブロンは「僕たちは『まだ残り65試合あるから』と考えることはない。どのラインナップだろうと、今よりも良いプレーが必要なのは明らかだ」と言う。
「チームにはシステムがある。もちろん、急いでチームを機能させる必要がある。誰がコートに出ても、高いレベルでプレーできるようにならないといけない。まだ65試合あるからとは考えないけど、パニックを起こす必要もない。ただ、コート上で危機感を持つことは大事だ」