「僕は試合前から彼をガードする姿を頭でシミュレーションしていた」
現地11月18日に行われたクリッパーズvsグリズリーズの一戦は、ペイントエリア内からシーズンハイとなる74得点を記録したグリズリーズが、120-108で勝利した。
フィジカル色の強い展開となった一戦を制したグリズリーズは、今シーズンはクリッパーズと2回対戦して2勝0敗としている。西カンファレンスの強豪を相手に連勝できたことは、若い選手の多いチームには自信になる。
この試合で相手エースのポール・ジョージとマッチアップしたディロン・ブルックスは、「ポール・ジョージは、僕とのマッチアップではイリーガルスクリーンを使わないとオープンになれない。僕がずっと彼についていたからね」と、試合後の会見で挑発行為とも受け取れるコメントを残した。
ジョージは3ポイントシュート9本中5本を含むフィールドゴール18本中9本を成功させて23得点を記録した。十分なスタッツだが、チームを勝利に導くには至らなかった。ブルックスは「ポール・ジョージは良かったと思うよ。シーズンMVPに選ばれるような選手がやる仕事をしていた」とコメントしたが、こう続けた。
「でも、僕がマッチアップしたことで彼は簡単にシュートを打てなかった。審判に文句も言っていたね。他の選手とマッチアップする時にはやらない行為をしていた。僕は試合前から彼をガードする姿を頭でシミュレーションして、この試合に挑んだ。彼の姿を思い浮かべて、右にドライブして来たらとか、真剣に考えていた。チームとしてしっかりディフェンスするように心がけていたんだ」
グリズリーズとクリッパーズの次回対戦は、年明けの現地1月8日に予定されている。クリッパーズが負ければシーズンシリーズで負け越しが決まるため、彼らは何が何でも勝ちに来るだろう。そしてブルックスから手厳しいコメントを浴びせられたジョージも、普段以上に気合いを入れて次戦に臨むに違いない。