カルーソは無得点でも得失点差+28と本領発揮
現地11月15日にステイプルズ・センターで行われたレイカーズvsブルズの一戦は、デマー・デローザンがシーズンハイの38得点、ロンゾ・ボールが27得点7リバウンド8アシスト、ザック・ラビーンが26得点を記録し、ブルズが121-103の快勝を収めた。
昨日クリッパーズにも勝利したブルズはロサンゼルスで連勝し、西海岸5連戦のうち3試合を終えて2勝1敗としている。この日はアシストで31-19と上回り、自分たちが34本中15本の3ポイントシュートを成功させた一方で相手の3ポイントシュートは32本中わずか6本の成功に抑え、第4クォーター序盤に相手に白旗を揚げさせた。
デローザンは昨日に続いて2試合続けて35得点超えを記録し、試合中にラビーンから40得点を狙うようハッパを掛けられた明かしたが「ザックにも言ったけれど、疲れてしまったんだよ」と笑った。
ロンゾ・ボールとアレックス・カルーソにとっては古巣対決だった。レイカーズは昨シーズンまで所属したカルーソに対し、トリビュート動画を作って会場のビジョンで流すことで、ファンとともにその功績を称えた。カルーソは無得点に終わったものの、6リバウンド5アシスト2スティールを記録。出場時間帯の得失点差は+28で、攻守両面でチームに貢献した。カルーソは試合後、レブロン・ジェームズを始めかつてのチームメートとハグを交わして旧交を温めた。
デローザンはカルーソに備わったバスケットボールIQの高さをこう称えた。「彼はきっと、引退後にヘッドコーチになれる。ロッカールームでの話し方だけを見たら、このリーグでキャリア15年の選手に思える。彼はロッカールームで積極的に発言していて、特に試合映像の分析になると口数が増える。彼の存在は、若手にとっても非常に大きい。本当にあらゆる状況を経験している選手なんだ」
シーズン10勝目に到達したブルズは、東カンファレンス2位に浮上。ロンゾが「ウチはトップチームの一つ」と自信を持って答えるほど、今のブルズは機能し、結果も付いてきている。
「まだまだ先は長いし、改善点もたくさんあるけど、チームの方向性は間違っていない」とロンゾは言う。
サンフランシスコではウォリアーズに敗れたが、ブルズはロサンゼルスでの連勝で再び上昇気流に乗った。この勢いのまま、ポートランドでのトレイルブレイザーズ戦、そしてデンバーでのナゲッツ戦に挑む。