リチャード・ジェファーソン

写真=Getty Images

「バスケットボール選手でなくなるまでは現役選手」

2016年のキャバリアーズ優勝メンバーの一人であるリチャード・ジェファーソンは、優勝後、一度は現役引退を示唆した。しかし、その後前言を撤回してキャブズと再契約を結び、昨シーズンはナゲッツに所属した。38歳で迎える今シーズンも、彼は現役を続ける意向を示している。

オフにフリーエージェントになり、まだ所属先が決まっていないジェファーソンは、『NewYork Post』に「自分は、バスケットボール選手でなくなるまでは現役選手。目標は、今シーズンもプレーすること」と語った。

今でこそベテランとして若手のメンター的な役割もこなすジェファーソンだが、7年目まで所属したネッツ時代には平均17.4得点、5.4リバウンド、3.0アシストを記録した万能型で、2002年と03年に続けてNBAファイナルに進出したチームの原動力の一人だった。

その後バックス、スパーズ、ウォリアーズ、ジャズ、マーベリックスと渡り歩き、2016年にキャブズでキャリア初優勝を達成。『New York Post』によれば、『ESPN』が解説者としてのジェファーソンに関心を持ったようだが、本人は18年目のシーズンも、選手としてプレーすることを希望している。

各チームもロスターを固めつつあり、38歳のジェファーソンにオファーが届くとすれば、キャンプ、プレシーズンを経て負傷者が現れたチームか、若手中心のチームに足りない精神的な支えとしての役割を求めているチームに限定されるだろう。

ジェファーソンの希望が叶うかどうか、今後の推移を見守りたい。